ここではプントバンコとは何なのか?プントバンコのルールや賭け方、配当、バカラとの違い、そしてプントバンコを実際にプレイする際に役立つゲームの流れなどについて詳しくご紹介します。
プントバンコに興味はあるけどルールがわからない、バカラは知ってるけどプントバンコと何が違うの?など、プントバンコで遊びたい初心者に向けて解説していきますので、是非参考にしてみてください。
目次
プントバンコとは
プントバンコとは、プントとバンコと呼ばれる架空の2人の勝敗を予想するテーブルゲームで、イタリア版のバカラとも呼ばれています。そもそもプントは英語でプレイヤー、バンコはバンカー、つまりゲーム性はバカラそのもので、細かなルールも同じです。
実はバカラよりもプントバンコの方が古いと言われており、イタリアで遊ばれていたプントバンコをアメリカが名前を変えて世界中へ広げたという説もあります。
ヨーロッパ圏ではバカラよりもプントバンコと呼ぶのが一般的で、ランドカジノではバカラテーブルの標識にプントバンコと表示されているケースが多く見られます。
しかしオンラインカジノでもランドカジノでも「プントバンコ=バカラ」と考えて間違いありません。
プントバンコとバカラの違い
プントバンコとバカラの違いはゲームの名称だけです。賭け方やサイドベット、配当、3枚目を引く条件など、あらゆるルールにバカラとの違いはありません。
つまりバカラのルールを理解していれば、プントバンコでも全く問題なく遊べるということです。
ただプントバンコではイタリア語で進行するテーブルがほとんどです。バカラのちょっとした気分転換にプントバンコで遊んでみるのも面白いかもしれません。
プントバンコのルール
プントバンコに特別なルールはなく、バカラのルールを理解していれば問題ありません。もしバカラ自体が初めてという場合には、プントバンコで遊ぶ前にバカラのルールを勉強する必要があります。
そこでここでは、プントバンコのルールについて詳しく解説します。バカラでも遊んでみたい方も、是非参考にしてみてください。
勝敗の決まり方
プントバンコはプントとバンコという架空の2人が争い、どちらのカードの合計数字が9に近いかを予想するゲームです。つまりプレイヤーは観客となってプントとバンコの試合を観戦し、勝負の行方を見守るスタイルとなります。
最初にプントとバンコへ2枚づつのカードが配られ、この時点でどちらか一方の合計数字が8か9ならナチュラルとなり、勝敗が決します。しかしプントバンコには3枚目を引くルールもあり、お互いの数字によっては勝敗が3枚目のカードに委ねられる場合もあります。
プントバンコで遊ぶプレイヤーが自由に決められるアクションは一切ありません。全てプントバンコのルールに従ってディーラーが機械的に進行するため、プレイヤーはただ勝負を見守るだけです。
数字の数え方
プントバンコではジョーカーを除く52枚のカードを使い、デッキ数は6~8つテーブルによって異なります。数字の数え方はとっても簡単で、2~9までは数字そのまま、10と絵札は全て0、Aは1と換算し、2~3枚のカードを使って合計数字を算出します。
例えば2とKなら2、6とAなら7と数えます。慣れてくれば瞬時に合計数字を出せるようになります。
こうしてカードの数字を並べてみると、圧倒的に0が多いです。これはバカラという言葉が0や破産などを意味するためで、プントバンコでも同じです。
勝敗の決まり方と数字の数え方さえ覚えてしまえば、プントバンコの大筋を理解したと言っても過言ではありません。今すぐにプントバンコで遊んでも十分に楽しめるはずです。
3枚目を引くルール
プントバンコをもっと楽しむためにも、3枚目を引くルールを覚えておきましょう。基本的にはプントに配られた最初の2枚のカードにより、バンコを含む3枚目を引くルールが変わってきます。
プントバンコの3枚目を引くルールを表にまとめたのがこちらです。
プントの合計数字 | 3枚目を引くor引けない | バンコの行動 |
---|---|---|
0/1/2/3/4/5 | 引く | 合計数字によって異なる |
6/7 | 引けない | バンコの合計数字が0/1/2/3/4/5の場合は3枚目を引く
バンコの合計数字が6/7/8/9の場合は3枚目を引けない |
8/9 | 引けない | 引けない |
プントの合計数字が0~5だった場合、プントは強制的に3枚目を引く必要があります。バンコはプントの合計数字によって引くか引かないかが決まります。
ここで1つ注意点として、3枚目を引くことで合計数字が下がってしまう可能性もあることです。例えばプントへ最初に配られた合計数字が5で、3枚目のカードが6だった場合、最終的に1でバンコと勝負しなければいけません。
まさにこれがプントバンコの面白いところで、最後の最後まで結果はわかりません。
またプントの合計数字が6~9だった場合はその時点でカード追加はなく、バンコの3枚目はバンコの合計数字によって決まります。
少々難しく感じるかもしれませんが、プレイヤーが3枚目を引くルールを覚える必要はありません。全てプントバンコを進行するディーラーが瞬時に判断してくれるため、プレイヤーはただ見ているだけで問題ありません。
プントバンコの賭け方
プントバンコの賭け方は、プントとバンコ、タイ(引き分け)の通常ベット以外に、高配当を狙えるいくつかのサイドベットがあります。
上の画像は、れっきとしたプントバンコのプレイ画面ですが、表示はPlayer、Bankerなどバカラのテーブルを使用しています。もちろんランドカジノではプントバンコ専用のテーブルもありますが、オンラインカジノではバカラのテーブルをそのまま使い、ディーラーのみイタリア語で喋るケースがほとんどです。
つまりバカラの賭け方を理解していれば、プントバンコも問題なく遊べます。プントが勝つと予想した場合はPlayer、バンコならBanker、引き分けならタイへベットします。
プントバンコの配当
プントバンコの配当もバカラと全く同じです。ここでは通常ベットとサイドベット、それぞれの配当についてご紹介します。
通常ベット
プントが勝つと予想して的中した場合はベット額と同額の配当で、バンコの場合は5%の手数料が徴収されるため、実際の配当は1.95倍となります。下記が通常ベットの配当をまとめた表です。
ベット | 配当 |
---|---|
プント | 2倍 |
バンコ | 1.95倍 |
タイ(引き分け) | 9倍 |
3枚目を引くルールによってバンコの方が若干勝率が高くなるため、手数料はバンコのみに適用されます。実際にバンコだけへベットし続けた方がペイアウト率は高くなります。
サイドベット
サイドベットにはパーフェクトペアやボーナス、ペアなど様々あり、最低で5倍、最高200倍という超高配当を得られるチャンスがあります。
サイドベット | 内容 | 配当 |
---|---|---|
パーフェクトペア | プントとバンコに配られた最初のハンドが同一カード | ワンペア:25倍 ツーペア:200倍 |
プントボーナス | プントの最初のハンドが8か9で勝利、またはバンコと4ポイント以上の差で勝利 | 30倍 |
バンコボーナス | バンコの最初のハンドが8か9で勝利、またはプントと4ポイント以上の差で勝利 | 30倍 |
プントペア | プントの最初のハンドが同一カード | 11倍 |
バンコペア | バンコの最初のハンドが同一カード | 11倍 |
ミックスペア | プントかバンコいずれかの最初のハンドが同一カード | 5倍 |
1回で大きく稼げるチャンスのあるサイドベットですが、その的中率の低さからペイアウト率を下げる要因となります。一撃を狙いたい時にはおすすめの賭け方ですが、コツコツと安定的に稼ぎたい場合にはサイドベットを避け、通常ベットだけでの勝負をおすすめします。
プントバンコのゲームの流れ
オンラインカジノのプントバンコを使い、実際のゲームの流れについて解説します。ランドカジノでも基本的なゲームの流れは同じです。
プントバンコのテーブルを選ぶ
まずはプントバンコで遊べるテーブルを選択します。上の画像は豊富なライブカジノで人気のエルドアカジノの画面ですが、プントバンコはバカラカテゴリーの中にあります。
プントバンコのサムネイルを選択しゲームを起動してください。
ベッティングタイム中にベット
プントバンコが起動するとイタリア語を使い落ち着いた雰囲気で喋るディーラーがゲームを進行しています。もしゲーム途中であれば、ベッティングタイムが始まるまでゲームを見守りましょう。
上の画像を見ての通り、プントバンコを選択したのにも関わらず、テーブルはバカラそのものです。2つは全く同じゲームだと理解できます。
ベッティングタイムが始まったら金額が書かれたチップの中からベット額を決め、ベッティングエリアへベットしてください。プレイヤーと書かれたエリアがプント、バンカーと書かれたエリアはバンコです。
プントとバンコのエリアにカードが置かれる
ベッティングタイムが終了するとノーモアベットが宣告され、追加ベットやキャンセルができなくなります。その後、シューからカードが取り出され、プントとバンコへ2枚づつカードが置かれます。
3枚目を引くルールに従ってゲームが進行
2枚づつカードが置かれたら、3枚目を引くルールに従ってゲームが進行します。今回は2枚のカードでプントが5、バンコが3となったため、両方へ3枚目が追加されます。
全てディーラーが機械的に進行してくれるので、ブラックジャックのようにプレイヤー自身でアクションを選択する必要はありません。何のカードが追加されるかドキドキしながら経過を見守りましょう。
全てのカードが出て勝敗の決定
プントとバンコに3枚目のカードが追加されました。プントには3が追加され合計数字は8に昇格、バンコには10が追加されたため、合計数字は3と変わりません。
結果、8対3でプントの勝利となり、プントへベットしていれば2倍の配当を得られます。
ゲーム終了後すぐにテーブル上のカードがディスカートホルダーへ収納され、次のベッティングタイムが始まります。