ポーカーのルールを詳しく解説!賭け方やゲームの流れを画像付きで紹介しています。カードの見方、ポーカーの役、役の作り方、賭ける時のアクションまで紹介しているので基本を全て理解する事が出来ます。
目次
ポーカーとは
ポーカーとはジョーカーを除いた52枚のトランプを使って行うカードゲームです。
ポーカーといっても100種類以上あると言われています。
ここでは世界で1番人気のあるテキサスホールデムのルールについて説明していきます。
基本的なルール
ジョーカーを除いた52枚のトランプの中から参加者に2枚ずつカードが配られ、参加者は他の人に見られないようにこの2枚のカードの数字を確認します(この2枚のカードは自分のカードになります)
参加者はこの2枚のカードの数字を見て参加するかしないか決める事が出来ます。
次に場(テーブル)に最終的に5枚のカードが出ます。この5枚のカードは参加者全員が使える共通カードです。
自分に配られた2枚のカードと共通カードの5枚を合わせた7枚のカードのうち5枚で1番強い役(カードの組み合わせ)を作れた人が勝ちというゲームです。
カードの見方
ポーカーは2が1番弱くAが1番強いカードになります。
ポーカーの役
ポーカーには9種類の役があります。
操作方法
- ロイヤルストレートフラッシュ
- ストレートフラッシュ
- フォーカード
- フルハウス
- フラッシュ
- ストレート
- スリーカード
- ツーペア
- ワンペア
1番のロイヤルストレートフラッシュが1番強い役で、9番のワンペアが1番弱い役になります。
ワンペア同士の勝負の時は数字の高い方が勝ちとなります。
ツーペア同士の勝負の時は数字の高いカードを持っている方が強くなります。
JのペアよりQのペアの方が数字が高いのでQを持っている方が強くなります。
スリーカード同士の勝負の時は数字の高いカードを持っている方が強くなります。
Aが1番強いといいましたがストレートの場合、上記のようにAが入っていても1番弱くなる場合もあります。
1番強いストレートは10,J,Q,K,Aの組み合わせになります。
注意しないといけないのはJ,Q,K,Aときた時に2を続けてしまいがちですが、これは連続しません(ストレートになりませんので気を付けてください)
フラシュ同士の勝負の時は弱い数字が含まれていても高い数字が1枚でもある方が強くなります。
フルハウス同士の勝負の時はスリーカードの数字が高い方が強くなります。
5のスリーカードより9のスリーカードの方が数字が高いので9のスリーカードを持っている方が強くなります。
フォーカード同士の勝負の時は数字の高いカードを持っている方が強くなります。
ストレートフラッシュ同士の勝負の時は数字の高いカードを持っている方が強くなります。
ロイヤルストレートフラッシュ同士の勝負の時は引き分けとなり、チップは均等に分けられます。
役の作り方
ポーカーは最初に参加者へ2枚ずつカードが配られます。このカードは自分のカードとなります。
その後、共通カードが最終的にテーブルに5枚置かれます。
最初に参加者に配られた2枚のカードと、最終的にテーブルに置かれた共通カードの5枚を合わせた7枚のうち5枚を使って強い役(強いカードの組合せ)を作ります。
それでは、配られたカードで役を作ってみましょう。
共通カードに2のワンペアがあるので2のワンペアを使います。
残りのカードで役が出来ないため、数字の高い順にカードを選んで5枚にします。
このように7枚のカードの中から5枚を選んで役を作っていき、より強い役を作った人が勝ちとなります。
今度はAさん、Bさん、Cさんが最後まで残りそれぞれのカードでどんな役を作ったか見てみましょう。
まずはAさんの作った役です。
Aさんは共通カードにある4のワンペアを使い、残りのカードで役が作れなかったので数字の強いカードから順番に3枚取りました。
※ポーカーはAは1番強いカードになります。
Aさんの役はワンペアとなります。
次はBさんの作った役です。
Bさんは共通カードにある4のワンペアを使い、共通カードにある9と自分のカードにある9を使い9のワンペアを作りました。残りの1枚は1番強いAを選びました。
Bさんの役はツーペアとなります。
次はCさんの作った役です。
Cさんは共通カードの4のワンペアと自分のカードの4を使い4のスリーカードを作りました。次に共通カードのAと自分のカードのAを使いAのワンペアを作りました。
ワンペアとスリーカードの組合せはフルハウスになります。
Cさんの役はフルハウスとなります。
Aさんはワンペア、Bさんはツーペア、Cさんはフルハウスという結果になりました。
3人の中で1番強い役はCさんのフルハウスなので、Cさんの勝ちとなります。
チップの賭け方
ポーカーは勝負をするまでにチップを賭けるラウンドが4回あります。
操作方法
- 1ラウンド(プリフロップ)最初に2枚のカードが配られ、そのカードの数字を見て参加する時
- 2ラウンド(フロップ)共通カードがまず3枚出され、そのカードの数字を見て参加する時
- 3ラウンド(ターン)共通カードの4枚目が出され、そのカードの数字を見て参加する時
- 4ラウンド(リバー)共通カードの5枚目が出され、その数字を見て参加する時
この4回のベッティングラウンドで自分は強いカードを持っていますと参加者に思わせて参加者を降ろすなどの駆け引きを楽しむのがこのゲームの魅力でもあります。
ゲームの全体の流れ
ディーラーボタンを決める
ゲームを始める前にディーラーボタンになる人(基準になる人)を選びます。
なぜディーラーボタンになる人を選ぶかというと、ポーカーは最初に配られた2枚のカード(自分のカード)の数字を見て弱い数字だった場合、参加しないという選択が出来ます。そのため強いカードがくるまで参加しないという人が出てくるので基準になる人を決めて強制参加費(ブラインド)を払う人を2人決めるという事になっています。
参加費(ブラインド)を払う
ディーラーボタンになる人を決めたら、ディーラーボタンの左隣の人(時計回り)がスモールブラインド(SB)となり、スモールブラインドの左隣の人(時計回り)がビッグブラインド(BB)となります。
スモールブラインド、ビッグブラインドになった人は決められた金額を払わないといけません。
強制参加費(ブラインド)の金額はゲームが始まる最初の時点でスモールブラインド$100とビッグブラインド$200というように金額を話し合って決めます。ビッグブラインドの金額はスモールブラインドの倍の金額が一般的です。
ディーラーボタン、スモールブラインド(SB)、ビッグブラインド(BB)は1ゲームが終わったら順番に回していくので最初に選ばれたから不利になることはありません。
※スモールブラインドとビッグブラインドの金額は話し合って決めるので各テーブルによって金額が違います。
今回はAさんがディーラーボタン、スモールブラインドが$100、ビッグブラインドが$200と設定します。
手札を配る
ディーラーボタン、スモールブラインド、ビッグブラインドが決まったらゲームが始まります。
参加者に2枚ずつカードが配られます。この2枚のカードは自分のカードになりますので他の人に見られないように数字を確認します。
アクションする時はビッグブラインド(BB)の左隣の人(時計回り)から始まります。
今回の場合はビッグブラインドがCさんなので左隣のDさんからゲームがスタートします。
ここからアクションを含めたプレイヤー同士の心理戦が始まります。
プリフロップ(1ラウンド)
Dさんは配られた2枚のカードの数字が弱かったので参加しない事にしました。
ゲームから降りること(参加しないこと)をフォールドといいます。
フォールドした時はそのゲームが終わるのを見ているだけになります。
Aさんは配られた2枚のカードの数字を見て参加する事にしました。
参加する場合は、今出ているチップの最高金額に合わせないと参加出来ません。
今出ている最高金額はビッグブラインドのCさんが払った$200なのでAさんはその金額に合わせて$200払いました。この金額を合わせることをコールといいます。
Bさんは配られた2枚のカードの数字を見て参加する事にしました。Bさんはスモールブラインドで$100払っているので最高金額の$200にするにはあと$100払えば参加出来ます。$100払ってコールしました。(金額を合わせました)
Cさんは配られた2枚のカードの数字を見て参加する事にしました。Cさんはビッグブラインドで$200払っているのでそのまま参加出来ます。
もしスモールブラインド、ビッグブラインドになり強制参加費を支払った場合で参加しないを選択をすると支払った金額は戻ってきません。
次のラウンドに進むには参加する人全員が金額を合わせないと次に進む事が出来ません。
このラウンドに参加した人全員が$200に金額を合わせたのでフロップ(2ラウンド)に進みます。
フロップ(2ラウンド)
このラウンドはAさんとBさんとCさんが残っています。
場(テーブル)に3枚の共通カードが出されました。この共通カードは参加者全員が使うことができるカードです。
フロップ(2ラウンド)以降は始める順番がスモールブラインド(SB)から時計回りの順番になりますので、Cさんからのスタートになります。
ベットする(チップを賭ける)最小額はビッグブラインド(BB)と同じ金額になりますので参加するには$200以上払わないといけません。
Cさんは共通カード3枚の数字を見て参加する事にし、$200払いました。
Aさんは共通カード3枚の数字を見て参加する事にし、$200払いコールしました。(Cさんの金額に合わせました)
Bさんは共通カード3枚の数字を見て参加する事にし、$400払いレイズしました。
参加者は倍以上の金額であればいくらでも金額を上げることが出来ます。金額を上げる事をレイズといいます。
このゲームは各ラウンド、参加者全員が同じ金額に合わせないと次のラウンドに進むことが出来ないルールになっています。そのためCさんとAさんは再度Bさんが払った$400にコールするか(金額を合わせるか)、フォールドするか(ゲームを降りるか)の選択にをする事になります。
CさんはBさんが強い役を作れるカードを持っていると予想してフォールドしました。(ゲームを降りました)
Aさんは$400払いコールしました。(Bさんの金額に合わせました)
残ったAさんとBさんの金額が合ったので、ターン(3ラウンド)に進みます。
ターン(3ラウンド)
このラウンドはAさんとBさんの2人が残っています。
場(テーブル)に共通カードの4枚目が出されました。
フロップ(2ラウンド)以降、始める順番はスモールブラインド(SB)から時計回りの順番になりますが、Cさん、Dさんはフォールドして(ゲームを降りて)いますので、Aさんからのスタートになります。
掛け金が大きくなる前にゲームを降りる(フォールド)のも一つの戦略です。
フロップ(2ラウンド)で最高金額が$400になっていますが、1ラウンド毎にリセットされます。なので、ベットする(チップを賭ける)最小額はビッグブラインド(BB)と同じ金額$200になります。
Aさんはチェックしました。(パスしました)
フロップ(2ラウンド)からチェック(パス)する事が出来ます。但し、チェックが出来るのは誰もベットしていない(誰もチップを賭けていない)時だけです。
Bさんもチェックしました。(パスしました)
2人とものアクションが合ったのでリバー(4ラウンド)に進みます。
リバー(4ラウンド)
このラウンドもAさんとBさんの2人が残っています。
場(テーブル)に共通カードの5枚目が出されました。
フロップ(2ラウンド)以降、始める順番はスモールブラインド(SB)から時計回りの順番になりますが、Cさん、Dさんはフォールドして(ゲームを降りて)いますので、Aさんからのスタートになります。
Aさんは$800払い勝負にでました。
Bさんは$800払いコールしました。(Aさんに金額を合わせました)
2人の金額が合ったのでショーダウン(お互いの作った役を見せる)に進みます。
ここで勝ちを確信したら資金を全てかけるオールインなどのアクションが行われると盛り上がります。
ショーダウン
リバー(4ラウンド)でAさん、Bさんが残りお互いの手札を見せて勝敗を決めます。
まずはAさんの作った役を見てみましょう。
Aさんは共通カードと自分のカードにあるクローバーのマークを揃えてフラッシュを作りました。
続いてBさんの作った役を見てみましょう。
Bさんは共通カードと自分のカードにあるJとKを使いツーペアを作りました。残り1枚は1番数字の高いQを取りました。Bさんの作った役はツーペアとなります。
Aさんはフラッシュ、Bさんはツーペアの勝負となりました。
フラッシュとツーペアではフラッシュの役の方が強いのでフラッシュを作ったAさんの勝ちとなります。
このゲームで参加者が賭けたチップは全てAさんがもらえます。
※ショーダウンでお互いの手札を見せて同じ役だった場合は引き分けとなり、チップは均等に分けられます。
チップ総取りは気持ちが良いですね。
賭ける時のアクション
コール | 金額を合わせること |
---|---|
レイズ | 前の人のベット額(賭けた額)にさらに上乗せすること |
フォールド | ゲームを降りること |
チェック | パスすること |
ベット | チップを賭けること |
※チェックは2ラウンドのフロップから可能になりますが、既にそのラウンドでベットが入っていたら(誰かがチップを賭けていたら)出来ません。