ここではジノホールデムポーカーを詳しく解説!賭け方やゲームの流れを画像付きで紹介していきます。
目次
カジノホールデムポーカーとは
カジノホールデムポーカーとは、世界で最も遊ばれているテキサスホールデムポーカーを対ディーラーにアレンジしたポーカーで、ディーラーよりも強い役が完成すると配当を得られます。
プレイヤーには2枚のカード、そして全プレイヤーに共通するコミュニティカードがテーブル上に5枚置かれ、合計7枚のカードで役を作ります。
ただしテキサスホールデムポーカーのように「プリフロップ」「フロップ」「ターン」「リバー」「ショーダウン」という概念はなく、カジノホールデムは「プリフロップ」→「ショーダウン」と1回の選択肢だけで勝敗が決します。
テキサスホールデムポーカーについては、
こちらが参考になります。
対プレイヤーで心理戦や駆け引きが苦手な方、実力よりも運重視で楽しみたい方などにおすすめで、テキサスホールデムポーカーの練習の場としても有効です。
カジノホールデムポーカーのルール
テキサスホールデムポーカーのルールは少々複雑なため、カジノホールデムポーカーも難しいというイメージを持たれがちですが、実際にはとってもシンプルです。
カジノホールデムポーカーのルールでは「役の強さで勝敗決定」「選択肢はコールかフォールド」「ゲーム成立はディーラーの役次第」の3つを覚えておきましょう。
最終的に完成した役の強さで勝敗が決定
カジノホールデムポーカーの勝敗は、最終的に完成した役の強さで決まります。2枚のハンドと5枚のコミュニティカードを組み合わせ、プレイヤー、ディーラーとも役を作ります。
役は全10種類で、それぞれの役が完成する確率は下記の通りです。ワンペア以上の役が成立しなかった場合は全てハイカードとなります。
役の名前 | 完成確率 |
---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 0.00015% |
ストレートフラッシュ | 0.0014% |
フォーカード | 0.025% |
フルハウス | 0.1429% |
フラッシュ | 0.2% |
ストレート | 0.4% |
スリーカード | 2.13% |
ツーペア | 4.76% |
ワンペア | 41.67% |
ハイカード | - |
プレイヤーとディーラーが同じ役だった場合、勝敗は数字の大きさで決まります。数字が同じならキッカー(役の構成とは関係のないカード)の大きさで勝敗が決定し、スートの強弱はありません。
ゲームへの参加かフォールドはハンド次第
カジノホールデムポーカーでは最初に2枚のカードが配られますが、この時点でゲームへ参加するか、もしくはフォールド(ゲームから降りる)するかはハンド次第です。
テキサスホールデムポーカーのように心理戦ではないため、カジノホールデムポーカーにはブラフという概念がありません。弱いハンドでの勝負は避けた方が無難です。
ディーラーが「4」のワンペア以上でゲーム成立
カジノホールデムポーカーでは、ディーラーに「4」のワンペア以上の役ができていなければゲーム不成立(ノットクオリファイ)で引き分けとなります。
ANTEベットに対しては役の強さに応じて配当を得られますが、PLAYに対しての配当はありません。
ディーラーが「4」のワンペア以上でゲームが成立(クオリファイ)した場合、ANTEの配当だけでなくPLAYの配当も得られるため、役の強さによっては大きな配当となります。強い役が完成した場合にはクオリファイを祈りましょう。
カジノホールデムポーカーの賭け方
カジノホールデムポーカーでは「ANTE」へベットすると2枚のカードが配られます。ハンドを確認し、強い役が完成しそうなら「PLAY」へ同額をベットします。
もし弱いハンドならフォールドを宣言するとゲームから降りられますが、ANTEへベットしたチップは没収となります。カジノホールデムポーカーでは、このANTEとPLAYの賭け方だけ覚えていれば問題ありません。
サイドベット「AA BONUS」の賭け方
カジノホールデムポーカー唯一のサイドベットが「AA BONUS」です。AA BONUSとは、Aのワンペアかそれ以上の役が完成した時にもらえるボーナスで、役の強さに応じて最大100倍の配当を得られます。
しかしカジノホールデムポーカーにおいてAA BONUSは不利です。カジノホールデムで最も完成しやすい役がワンペアですが、AA BONUSの適用はAのワンペアのみとなるため、ほとんどのゲームでAA BONUSへのベットは無駄に終わります。
確かに強い役が完成すれば得られる配当も大きいですが、AA BONUSはペイアウト率を下げる原因になります。カジノホールデムポーカーでは基本的にANTEのみ、状況に応じてPLAYと考えましょう。
カジノホールデムポーカーの配当
カジノホールデムポーカーの配当には「ANTEボーナス」「AA BONUS」「PLAY」の3種類があり、基本的にはANTEボーナスで配当を積み重ねていきます。
ここではカジノホールデムポーカーの配当について詳しく解説します。
ANTEボーナスの配当
ANTEボーナスは、クオリファイ・ノットクオリファイに関係なく、ディーラーよりも強いハンドで勝てば、役に応じて最大100倍の配当を得られます。
それぞれの役に応じた配当は下記の通りです。
役 | 配当 |
---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 100:1 |
ストレートフラッシュ | 20:1 |
フォーカード | 10:1 |
フルハウス | 3:1 |
フラッシュ | 2:1 |
ストレート | 1:1 |
スリーカード | 1:1 |
ツーペア | 1:1 |
ワンペア | 1:1 |
ハイカード | 1:1 |
AA BONUSの配当
AA BONUSもクオリファイ・ノットクオリファイに関係なく配当を得られますが、最初にAA BONUSへベットしていなければ無効です。その場合、ANTEボーナスのみの配当となります。
役 | 配当 |
---|---|
ロイヤルストレートフラッシュ | 100:1 |
ストレートフラッシュ | 50:1 |
フォーカード | 40:1 |
フルハウス | 30:1 |
フラッシュ | 20:1 |
ストレート | 7:1 |
スリーカード | 7:1 |
ツーペア | 7:1 |
ワンペア(AA) | 7:1 |
ワンペア(AA)でも7倍の配当で、フラッシュからはかなりの高配当となるため、役が完成した時にAA BONUSへベットしていれば一撃でのビッグウィンも可能です。
しかしフラッシュが完成する確率は僅か0.2%と500回に1回の割合です。先述した通り、AA BONUSはプレイヤーにとって不利なベットとなるため、基本的にはANTEベットのみにしておきましょう。
PLAYの配当
PLAYの配当はクオリファイのみに適用され、ディーラーに4のワンペア以上ができていなければゲーム不成立となり、PLAYへベットしたチップはそのまま返還されます。
配当は役に関係なくPLAYへベットした額の同額です。しかしほぼハイカードやワンペア、良くてツーペアが一般的なカジノホールデムポーカーなので、PLAYの配当は稼ぐのに重要な役割があります。
もし強い役が完成した場合はゲーム成立、つまりクオリファイを願いましょう。
カジノホールデムポーカーのゲームの流れ
カジノホールデムポーカーのゲームの流れをわかりやすく画像を使って解説します。ここではオンラインカジノのテーブルゲーム(対コンピューター)を使います。
ライブカジノもゲームの流れは全く同じです。
遊ぶカジノホールデムポーカーのテーブルを選ぶ
まずは遊ぶカジノホールデムポーカーのテーブルを選びます。
今回選んだのはPlay’n Goが提供するテーブルゲーム「Casino Holdem」です。シンプルなゲーム画面とスピーディーにサクサク動くグラフィックスで人気の高いカジノホールデムポーカーです。
ベットエリアはANTE、AA BONUS、CALL(PLAYと同じ)の3つで構成されています。余計な描写のないスマートなインターフェースがCasino Holdemの特徴です。
チップの金額を選びANTEへベット
次に右下のチップから金額を選び、ANTEへベットします。
チップは「1ドル」「5ドル」「10ドル」「25ドル」「100ドル」の5種類ですが、これらを組み合わせることで細かな金額設定が可能です。例えば87ドルベットしたい場合には、25ドル✕3、10ドル✕1、1ドル✕2となります。
チップを選択したらANTEかAA BONUSを選びベットします。獲得が難しいAA BONUSは避け、今回はANTEだけへ10ドルをベットしました。最後にDEALを押してゲームスタートです。
CALLまたはFOLDの選択
DEALを押すとプレイヤーとディーラーに2枚ずつのカードが配られ、コミュニティカードは3枚のみ明らかになります。ハンドとコミュニティカードをチェックし、勝負するならANTEと同額をCALLへベットします。
逆に勝負から降りる場合はFOLDを選択してください。このハンドでも十分勝てる可能性はありますが、今回はFOLDを選択しました。もちろんワンペア以上を目指し勝負するのもありです。
ディーラーに勝てそうなハンドならCALL
FOLDした次のゲームで100ドルベットしたところ、いきなりツーペア以上が確定しました。このままでも十分に強いですが、フルハウス以上に昇格する可能性があります。
このハンドなら迷わずCALLです。
ショーダウンで勝敗の決定
コミュニティカードが2枚追加されショーダウンです。ショーダウンとはお互いのハンドを公開するアクションで、カジノホールデムポーカーの最終局面となります。
ディーラーは4のワンペア、プレイヤーがツーペアでクオリファイとなり、ANTEとCALLに対し、それぞれ倍額の配当を獲得しました。
ちなみにAA BONUSへベットしていれば7倍の配当を得られましたが、全ては結果論に過ぎません。カジノホールデムポーカーの王道はANTEのみと考えましょう。