ブラックジャックのルールを詳しく解説!数え方やゲームの流れを画像付きで紹介しています。ブラックジャックはとても簡単なテーブルゲームで初心者の方でも簡単に覚える事が出来ます。
目次
ブラックジャックとは
ブラックジャックとは、カジノのテーブルゲームのなかでも人気があるトランプを使ったゲームです。
このゲームはディーラーとプレイヤー(自分)の1対1の勝負で、プレイヤーがカードを追加するか、しないかの判断が重要になります。
ルールを簡単に説明すると、自分の手持ちカードの合計とディーラーの手持ちカードの合計、どちらが「22」を超えない範囲で「21」に近い数字を作ることができるかの勝負です。
「22」を超えてしまうと、バーストといってその時点で負けが確定してしまいます。
ディーラーとプレイヤーが同じ数字の時は引き分けとなり、賭け金は戻ってきます。
数の数え方
ブラックジャックのカードの数え方は2~10はカードそのままの数字でカウント、「J」「Q」「K」は10としてカウント、「A(エース)」は1または11とカウントします。Aは自分の有利な方でカウントできます。
いくつか例をあげてカードをカウントしていきます。
絵札のカードは「10」、A(エース)は「1」または「11」自分の有利な方でカウントできるということを覚えておいてください。
「A」+「10」「J」「Q」「K」のいずれかのカードがきた時はAを「11」でカウントし11+10=21にします。
なぜかというと、最初に配られた2枚のカードで「21」になるとブラックジャックといって、配当金が1.5倍になるからです。
プレイヤーのアクション
【スタンド】
次のカードを引かない
【ヒット】
次のカードを引く
【ダブルダウン】
賭けた金額を2倍にして次のカードを引く
※ダブルダウンをして次のカードを引いたら、それ以上カードは引けなくなります。
【スプリット】
最初に配られた2枚のカードが同じ数字だった場合、カードを1枚ずつに分けて次のカードを引くことができる
※1枚ずつに分けた場合、分けたカードにも同じ金額を賭けなければいけません。
【インシュランス】
ディーラーは最初に配られた2枚のカードのうち1枚は表向きに置くルールとなっています。
ディーラーの表向きのカードが「A」でブラックジャック(21)になる可能性がある時に使えるアクションです。最初に掛けた金額の半分の額で賭けをすることができます。インシュランスとは保険という意味です。
ディーラーがブラックジャックだった場合、インシュランスに賭けた金額は2倍になり戻ってきます。
インシュランスを使いディーラーがブラックジャックだった場合は最初に賭けた金額は没収されますが、インシュランスに賭けた金額が2倍になって戻ってきますので結局はプラスマイナスゼロになります。
このように、ディーラーがブラックジャックだった場合、最初に賭けた$10は没収されますがインシュランスで賭けた$5が2倍になり$10が戻ってきます。
ディーラーがブラックジャックではなかった場合はインシュランスで賭けた金額は没収されますがゲームは続けられます。
【イーブンマネー】
ディーラーのアップカード(表向きカード)が「A」でプレイヤーの手持ちカードがナチュラルブラックジャック(最初に配られた2枚のカードの合計が21の時)に有効なアクションです。
インシュランスとほぼ同じで、最初に賭けた金額の半分の金額で保険がかけられます。
インシュランスとの違いは、プレイヤーの手持ちカードがナチュラルブラックジャックかどうかです。
イーブンマネーを使うとディーラーの2枚目のカードが「10」「J」「Q」「K」のいずれかでブラックジャックだとしても確実に1倍の配当がもらえます。
イーブンマネーを使い確実に1倍の配当をもらうか、ディーラーがブラックジャックではないと見込んでイーブンマネーを使わずにブラックジャックで勝った場合の1.5倍の配当を狙うかはプレイヤーの判断となります。
プレイヤーがせっかくブラックジャックなのにイーブンマネーをせずディーラーがブラックジャックだった場合、賭けた金額がただ戻ってくるだけです。
イーブンマネーをするとディーラーがブラックジャックだった場合、イーブンマネーに賭けた金額が倍になって戻ってきます。
【サレンダー】
最初に配られた2枚のカードの時点でプレイヤーが自ら負けを認めること
サレンダーをした場合はゲームに賭けていた金額の半分が戻ってきます。
ディーラーのルール
ディーラーは最初に配られた2枚のカードのうち1枚はアップカードといって表向きに置かれプレイヤーも見ることができます。
ディーラーはハンド(手持ちのカード)が16以下だとヒット(次のカードを引く)、17以上はスタンド(次のカードを引かない)というルールになっています。
ゲームの流れ
ここからは実際のゲームの流れを説明していきます。
賭けたい金額のチップを選びます。
選んだチップを置きディールボタンを押します。ディールボタンを押すとゲームがスタートします。
プレイヤーとディーラーにカードが2枚ずつ配られます。
ディーラーのカードはアップカードといって1枚だけ表向きに置かれます。
プレイヤーは自分のカードとディーラーのカードを見て次のカードを引くか引かないかを決めます。
プレイヤーは10+9=19です。次のカードを引いてしまうと21を超えてバーストする可能性が高いためスタンド(カードを引かない)を選択します。
ディーラーの2枚目のカードがオープンされます。
ディーラーは5+9=14です。ディーラーは16以下はヒット(次のカードを引く)なので3枚目が追加されます。
ディーラーに3枚目が追加され、5+9+10=24になり「21」を超えてしまったのでバーストです。
バーストした場合はその時点で負けとなりますのでプレイヤーの勝ちです。
ここからは他のアクションをする時にどうなるのかを説明します。
スプリットとは最初に配られた2枚のカードが同じ数字だった場合、カードを1枚ずつに分けて次のカードを引くことができるアクションです。
※1枚ずつに分けた場合、分けたカードにも同じ金額を賭けなければいけません。
同じ数字でカウントするカードがきたのでスプリットをして1枚ずつに分けて勝負をしてみます。
スプリットをすると分けたカードの方にも最初に賭けた金額と同じ額のチップを賭けなければいけません。(このゲームでは自動でチップが賭けられます)
プレイヤーは両方とも10+9=19、ディーラーは6+6+7=19となりました。
プレイヤーとディーラーの合計が同じ数字になった場合はプッシュ(引き分け)となり賭けたチップは戻ってきます。
インシュランスとはディーラーのアップカード(表向きのカード)が「A」でブラックジャック(21)になる可能性がある時に使えるアクションです。最初に掛けた金額の半分の額で賭けをすることができます。インシュランスとは保険という意味です。
ディーラーのアップカード(表向きのカード)が「A」でブラックジャックになる可能性があるためインシュランスをしてみます。
インシュランスをしてディーラーがブラックジャックだった場合は賭け金がプラスマイナスゼロになります。
インシュランスの時は、最初に賭けた金額の半分の額のチップをインシュランスに賭けます。(このゲームの場合は自動でチップが賭けられます)
最初に$10賭けたので、その半分の額の$5をインシュランスに賭けます。
ディーラーはブラックジャックでした。
最初に賭けた$10は没収されてしまいますが、インシュランスに賭けたおかげで$15が戻ってきました。
インシュランスは賭けた金額の2倍の金額が戻ってきます。この場合は$5なので2倍の$10です。インシュランスで得た$10+インシュランスに賭けた$5、合計$15が戻ってきてきました。
もし、ディーラーがブラックジャックではなかった場合はインシュランスに賭けたチップは没収されますがゲームは続けられます。
ダブルダウンとは賭けた金額を2倍にして次のカードを引くことです。ダブルダウンをして次のカードを引いたらそれ以上カードは引けなくなります。
ダブルダウンは「10」がでてきてほしい時に使います。
ブラックジャックは「10」「J」「Q」「K」と10とカウントされるカードが多く、出てくる確率が高いためです。
プレイヤーは最初に配られた2枚のカードの合計が8+3=11でした。ヒットして(次のカードを引いて)「10」がきたら「21」になるのでダブルダウンしてみます。
最初に$10賭けたので、さらに$10をダブルダウンに賭けます(このゲームは自動でチップが賭けられます)
プレイヤーに3枚目が追加され合計が8+3+9=20になりました。「10」とカウントするカードはきませんでしたが、ディーラーの合計が「21」を超えてしまいバーストしたのでプレイヤーの勝ちです。
最初に賭けた$10、ダブルダウンに賭けた$10、合計$20賭けたので$40が戻ってきました。
ハンドシグナル
実際にカジノに行ってブラックジャックをする時は、ディーラーとプレイヤーは会話ではなくハンドシグナルといって手でやりとりをすることになっています。
ゲームをしていて何か問題があった場合に上に設置されている監視カメラでゲーム中のやりとりを確認するためです。